『コンクリート・クレバス』

クレバス(crevasse)
 
それは氷河や雪渓上の深い割れめや亀裂をいう
ドイツ語ではシュルント(Schrunde)ともいう
 
登山家や南極や北極の氷原を渡る者にとっては
最大の敵であり、自然の脅威です。
 
かの植村直巳さんは、1984年(昭和59年)2月26日
マッキンリー山に冬季単独初登頂に成功後、帰路で
消息を絶ち、行方不明になってしまいました。
見つからない原因は、このクレバスに落ちたからだと
と推測する情報筋もありました。
 
 
さて、植村直巳冒険館では、建物の入り口につながる通路は
このクレバスをコンクリートで表現したものです。
 
本物のクレバスのような恐怖感こそありませんが 
入っていくと、外が暑くてもひんやりとする空気
 
手をたたけばエコーのように響く反響音
 
両手をひろげると両壁に手が届きそうな幅
 
奥に行くほど深く感じる高い壁 
本物のクレバスにはいったことがなくても
実際のクレバスの空間にいるような錯覚をおこす
不思議な空間なのです。
 

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カテゴリー: 風景. 7 Comments »

7件のフィードバック to “『コンクリート・クレバス』”

  1. Says:

    閉所恐怖症とまではいかないにしても、ちょっと恐さを感じます。でも涼しげですね。不思議な空間です。

  2. kani:kani Says:

    こんばんは~☆更新されたスペースからやって来ましたぁ~!・・・って、2番だったんだねっ(^u^)ほんと、不思議な空間ですね。行ってみたいような、ちょっと怖そうなような。(^_^;)

  3. Rinny。 Says:

    クレバス恐いですね。こんなとこ落ちたら這い上がれないですね。でも行って見たいです。本明日ぐらいに着くと思います。

  4. ぷくぷくDONDON Says:

    なんか不思議な感じがするなぁw天気よさそうなのに…なんていうんだろ…w説明できねil||li _| ̄|○ il||li

  5. ゆうぼーん♪ Says:

    こんばんわ♪ゆうぼんでございますう。今回は、KeY-Boさんにお礼をいいたくて、カキコしました~。”Class 1の続きぃ~”にコメントいただいたときに、”アルゴイズム”のお話をされましたね。あれは、デジカメ選びに欠かせない要素のなかでも、重要なファクターをしめるものなので、”操作のしやすさ”という意味合いで、書き加えさせていただきました!御礼を言いたくて・・・本当、Thankきゅ♪です!それでは!しつれいしました!

  6. ゆきこ Says:

    この写真、地面すれすれの視点から写しているのかしら?なんだか圧迫感、ありますよね。私、れっきとした閉所恐怖症なので、ここに実際に立ったら気分悪くしそうです・・・冒険家、とか、登山家、とか。危険と隣り合わせだというのは充分承知だとは思うけれど、遭難したときは、どんな気持ちだったのかな、って思いますね。

  7. KeY-Bo Says:

    皆様、たくさんのコメント頂き誠にありがとうございます。
    >ポトスっす さん
    この中って、ホントに涼しいんですよ。
    この写真は建築作家の意思を尊重して撮っているので、写真は多少怖い感じがあるかもしれませんが、実際はそんなに怖くないです。

    >かに:かに さん
    一度、お越しください。地元の施設では結構有名なところですので、見ておいて損はしないと思いますよ
    >Rinny103さん
    うん、これが本物のクレバスなら怖いですが入り口はちゃんと横から入りますから安心です。本、先日届きましたよ。有難うございました。
    >ぷくぷくDONDON さん
    不思議でな感じでしょ?ここに立つと、実際にクレバスに入ったことがなくても「クレバスの中ってこんなかんじなのかなぁ」って思わせるホント不思議な空間です。
    >ゆうぼん4 さん
    有難うございます。私のコメントが参考になりましたか!また、遊びに伺いますね

    &>ぶたまねき さん
    あたり!建築作家の意思を尊重して、その様子を写真で表現できるように、超広角レンズで人間のひざしたくらいの高さから撮って、遠近感を強調した構図にしています。みなさんが、思うほど怖い空間ではないですよ。上はすっぽり空いていますし、距離も30mもないくらいなので、実際に冒険館に入るまでのものですから。登山家、冒険家たちはそういう危険なものと隣りあわせではありますが、それ上、それを見分けたり、判別したりする能力やカンも鍛えられています。それと、装備がしっかりしていて、気絶しなければクレバスも上ってこれることもあるそうですよ。


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